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ただつぶやく......

レコードコレクターです。70・80年代邦楽がテリトリーです。主に音楽関係を妙にマニアックにつぶやきます。Twitterのまとめ備忘録の側面もあったり。Instagram、Twitterやってます。どちらも音楽ネタがメインコンテンツ。アカウントはどちらも@eachtime1207

ストーカーソング『まちぶせ』にまつわるエトセトラ

はい、今日は『まちぶせ』でいきますね。ストーカーソングとして名高い荒井由実作曲の1976年の名曲。この曲の代名詞というとやはり1981年の石川ひとみですが

石川ひとみ 「まちぶせ」

もともとは1976年に三木聖子に提供されたのが原点ですので、石川ひとみ作品はカバーです。ユーミンが三木聖子から聞き取った実話をモチーフに作られたと言われてます。ただ三木聖子verはオリコン最高47位ということで大ヒットには至らず


三木聖子  まちぶせ 1976

で、この三木聖子。石川ひとみから見ると渡辺プロ、そしてNAVレーベルの先輩にあたるのです。これが結果的に見ると石川ひとみの運命を変えたのですね。

 

さて、石川ひとみはデビュー後、なかなか大ヒットに恵まれません。引退も頭にちらついていた頃、キャニオンレコード(NAVレーベルはキャニオンレコード傘下のアイドル歌謡曲レーベル)担当ディレクター長岡和弘氏がシングル候補として『懐かしきリフレイン』(『まちぶせ』のB面)を用意したそうですが、満足いく出来に至らなかったため片っ端から過去の作品を漁っていた中に『まちぶせ』があったそうです。この曲、三木聖子と石川ひとみのキーが一緒だったからオケをそのまま使えるし、同じナベプロが版権持ってるからカバーも許可が取りやすい、そして一番大事なのが石川ひとみがこの曲が好きで、自らの意思でシングル化を強く希望したんだそうです。長岡ディレクターによるとこの曲のシングル化は相当反対されたそうですが今まで与えられたものをただ歌うだけだった石川ひとみが初めて強く自己主張したそうで、それで意を強くして各所を説得していったそうです。当初は三木聖子のオケに歌をかぶせるだけのつもりだったのだが、三木聖子のマスターテープはすでに廃棄されてしまった後だったため、松任谷正隆に再録音を依頼。一つだけ三木聖子盤のオケに不満があった松任谷は再録音を了承したとのこと。

 

再録音は三木聖子verと同じメンツ、Drums:林立夫、Guitar:鈴木茂、Bass:後藤次利、Keyboards:松任谷正隆。豪華メンバーです。想いが詰まったこの作品、ご存知のように大ヒットとなるわけです


荒井由実 まちぶせ [歌詞]

ユーミンもこの歌、歌ってます。99年の『Yumi Arai the Concert with Old Friends』、まちぶせ収録メンバーの松任谷正隆鈴木茂林立夫の三人が参加したコンサート(ベースは田中章弘)、このメンツが揃った『まちぶせ』もまた感無量.....